学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §17 肩関節烏口下脱臼の診察および整復 / QJ28A014
理由で解く 柔道整復師
上腕骨外科頸外転型骨折は上腕が外転位をとるため、烏口下脱臼と外観が似て鑑別が問題になる。正答は2。
烏口下脱臼では上腕が軽度外転位に固定され、肩の丸みが失われる。外科頸外転型骨折でも遠位骨片が外転位をとり、肩部の腫脹によって三角筋の輪郭が不明瞭になるため、外観だけでは区別しにくい。鑑別の手がかりは、脱臼では弾発性固定があり関節窩が空虚で骨頭を関節外に触れるのに対し、骨折では他動運動に一定の可動性があり骨頭は関節窩内に残ること、さらに骨折では軋轢音と限局した圧痛を認めることである。両者の合併もありうるため、判断に迷う場合は無理な整復操作を行わず、画像診断のできる医療機関へ紹介する。
| 所見 | 烏口下脱臼 | 外科頸外転型骨折 |
|---|---|---|
| 弾発性固定 | あり | なし(他動的にある程度動く) |
| 関節窩 | 空虚、骨頭を関節外に触知 | 骨頭は関節窩内に残る |
| 軋轢音 | なし | あり |
| 圧痛 | 関節部全体 | 骨折部に限局 |
| 好発年齢 | 若年〜壮年に多い | 高齢者に多い |
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