学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §16 各論(骨折) 上肢 / QJ27P078
理由で解く 柔道整復師
モンテギア骨折は尺骨骨幹部骨折+橈骨頭脱臼。橈骨頭が後方へ脱臼する屈曲型では、整復位を保つために肘関節をほぼ伸展位に置いて固定する。
固定肢位は「脱臼・転位した骨片を押し戻す方向」で決まると理解すると覚えやすい。モンテギア骨折の伸展型(頻度が高い)は尺骨が前方凸に折れて橈骨頭が前方へ脱臼するので、橈骨頭を前方へ押し出す力を弱めるため肘関節を鋭角屈曲位・前腕回外位で固定する。屈曲型は尺骨が後方凸に折れて橈骨頭が後方へ脱臼するので、逆に肘関節を伸展位(伸展〜軽度屈曲位)・前腕回外位に保つ。いずれも前腕の回旋を止める必要があるため、肘を含めた上腕からの固定が前提となる。固定中は橈骨頭の再脱臼と橈骨神経深枝(後骨間神経)麻痺の有無を確認する。
| 損傷 | 肘の肢位 | 前腕の肢位 |
|---|---|---|
| モンテギア骨折 伸展型 | 鋭角屈曲位 | 回外位 |
| モンテギア骨折 屈曲型 | 伸展位 | 回外位 |
| 上腕骨骨幹部骨折 | 90度屈曲位 | 中間位 |
| 上腕骨内側上顆骨折 | 屈曲位 | 回内位(手関節掌屈) |
| 橈骨頭骨折 | 90度屈曲位 | 中間位 |
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