学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §15 各論(骨折) 頭部・体幹 / QJ27P073
理由で解く 柔道整復師
右打ちのゴルフでは体幹を左へ強くひねる動作が繰り返され、非利き手側である左の肋骨に疲労骨折が生じる。教科書が挙げる好発部位は左第5・6肋骨の肋骨角部。
疲労骨折は、1回では折れない大きさの力が同じ部位に繰り返し加わり、微小損傷の蓄積が修復を上回ったときに起こる。ゴルフスイングでは、テークバックからインパクト、フォロースルーにかけて胸郭が大きくねじれ、肋骨には前鋸筋・外腹斜筋など体幹筋の牽引と、胸郭そのもののたわみが同時に加わる。右打ちでは左側の胸郭がより強く圧縮・回旋を受け、肋骨が後方で急に向きを変える肋骨角部に応力が集中する。初期は単純エックス線に写らないことが多く、練習量が増えた時期に一致して現れる限局した背側の痛みと圧痛が手がかりになる。痛みが続く場合は練習量を減らし、スイングの見直しと並行して医師の画像診断につなぐ。
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