学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 外科学概論 ▸ §12 心肺蘇生法(救急法) / QJ27P051
理由で解く 柔道整復師
用手的な気道確保は頭部後屈あご先挙上法と下顎挙上法。「上顎挙上法」という手技は存在せず、この組合せが誤り。
意識のない人で気道が塞がる最大の原因は、力の抜けた舌の根元が咽頭の後壁に落ち込むこと(舌根沈下)である。舌は下顎に付いているので、下あごを前に出せば舌ごと持ち上がって気道が開く。だから用手的な気道確保はどれも「下あごを動かす」ことが軸になる。上顎は頭蓋骨と一体で動かせないため、挙上のしようがない。具体的には、頸椎損傷が疑われない場合は額を押し下げながらあご先を持ち上げる頭部後屈あご先挙上法、疑われる場合は頭を動かさずに下顎角を前方へ押し出す下顎挙上法を選ぶ。
| 手技 | やり方 | 使いどころ・注意 |
|---|---|---|
| 頭部後屈あご先挙上法 | 額を押し下げ、あご先を持ち上げる | 頸椎損傷が疑われない場合の基本 |
| 下顎挙上法 | 頭を動かさず、下顎角を前方へ押し出す | 頸椎損傷が疑われるときの選択 |
| 上顎挙上法 | 上顎は頭蓋と一体で動かせない | このような手技は存在しない |
| 腹部突き上げ法(ハイムリック法) | 上腹部を手前上方へ突き上げる | 妊婦・高度肥満・乳児には行わない |
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