学習トップ理由で解く 柔道整復師一般臨床医学 ▸ §7 診察各論 生命徴候 / QJ27P032

理由で解く 柔道整復師

QJ27P032 一般臨床医学

出典:第27回柔道整復師国家試験(2019)午後 問32
問題
生命徴候で異常値はどれか。
選択肢
1 脈拍 90/分
2 血圧 124/90mmHg
3 腋窩体温 36.0°C
4 安静時呼吸数 16/分
解答
正解2(血圧 124/90mmHg)
解説

拡張期血圧90 mmHgは高血圧の域に入ります。ほかの3つは正常範囲で、正答は2。

成人のバイタルサインの目安は、脈拍60〜100/分、腋窩体温おおむね36〜37℃、安静時呼吸数12〜20/分です。血圧については日本高血圧学会の基準で、診察室血圧140/90 mmHg以上を高血圧と判定します(この「140/90」の線引きは本問の出題時点である2019年でも同じです)。124/90 mmHgは収縮期こそ140未満ですが、拡張期が90 mmHgに達しているためⅠ度高血圧に相当します。収縮期・拡張期のどちらか一方でも基準を超えれば高血圧という判定ルールが、この問題のポイントです。

✓ 2. これが答え(異常値)
血圧 124/90mmHg
拡張期血圧が90 mmHgに達しており、診察室血圧の基準(140/90 mmHg以上が高血圧)を満たす。収縮期が正常範囲でも拡張期だけ高い「拡張期高血圧」は比較的若年でみられ、見落としやすい。
✗ 1. 正常範囲(答えではない)
脈拍 90/分
成人の正常脈拍は60〜100/分。100/分を超えれば頻脈、60/分未満なら徐脈。90/分は正常範囲内。
✗ 3. 正常範囲(答えではない)
腋窩体温 36.0°C
腋窩温の正常はおよそ36〜37℃。37℃台前半から微熱と扱われる。36.0℃は正常。なお腋窩温は口腔温より約0.2〜0.3℃、直腸温より約0.5〜0.8℃低く出る。
✗ 4. 正常範囲(答えではない)
安静時呼吸数 16/分
成人の安静時呼吸数は12〜20/分が正常。24/分以上で頻呼吸、12/分未満で徐呼吸とされる。16/分は正常。
ポイント
  • 成人の目安:脈拍60〜100/分、呼吸12〜20/分、腋窩温36〜37℃前後
  • 診察室血圧140/90 mmHg以上が高血圧(出題年2019年時点でも同じ基準)
  • 収縮期・拡張期のどちらか一方が基準以上なら高血圧と判定する
  • 124/90は収縮期正常・拡張期高値の「拡張期高血圧」
  • 体温は測定部位で値が変わる(腋窩<口腔<直腸)
比較表
項目成人の正常の目安逸脱したときの呼び方
脈拍60〜100/分100超=頻脈/60未満=徐脈
血圧(診察室)140/90 mmHg未満140/90以上=高血圧
腋窩体温約36〜37℃37℃台=微熱/38℃以上=高熱
安静時呼吸数12〜20/分24以上=頻呼吸/12未満=徐呼吸
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