学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / リハビリテーション医学 ▸ §5 リハビリテーションの治療 / QJ27P012
理由で解く 柔道整復師
全身調整運動とは、大筋群を使うリズミカルな有酸素運動のことです。内部障害では「強度は控えめに、時間と頻度で運動量を稼ぐ」のが原則で、1回の持続時間は10分以上を目安とします。
内部障害(心疾患・呼吸器疾患・腎疾患・代謝疾患など)のリハビリテーションでは、全身持久力(運動耐容能)を高めることが目標になります。運動処方は「強度・持続時間・頻度・種目」の4要素で組み立てます。強度は嫌気性代謝閾値(AT)以下、自覚的運動強度(Borg指数)11〜13の「楽である〜ややきつい」、心拍数なら安静時+20〜30拍/分程度を目安に低〜中等度に抑えます。強度を上げると心負荷・不整脈・血圧上昇のリスクが跳ね上がるため、運動量は持続時間(1回10〜30分)と頻度(週3〜5回)で確保します。連続10分がつらい場合は、5分×数回のように分割して合計時間を積み上げる方法をとります。実施中は脈拍・血圧・SpO2・自覚症状を確認し、胸痛・強い息切れ・冷汗が出たら中止して主治医に報告します。
| 要素 | 設定の目安 | 外すとどうなるか |
|---|---|---|
| 強度 | AT以下、Borg 11〜13、心拍は安静時+20〜30拍/分 | 高すぎると心負荷・不整脈・血圧上昇のリスク |
| 持続時間 | 1回10〜30分(分割して合計を確保してもよい) | 10分未満では持久力が向上しにくい |
| 頻度 | 週3〜5回 | 週2回以下では効果が定着しない |
| 種目 | 歩行・自転車エルゴメータなど大筋群の有酸素運動 | 局所運動やストレッチだけでは全身持久力は上がらない |
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