学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 運動学 ▸ §5 姿勢 / QJ27A092
理由で解く 柔道整復師
立位の安定性は、支持基底面が広く・重心が低く・重心線が支持基底面の中央にあり・床との摩擦が大きいほど高まる。摩擦抵抗の大きさを挙げた選択肢4が正しい。
姿勢の安定性は「重心線を支持基底面の中に、余裕をもって収め続けられるか」で決まる。支持基底面(接地している部分とそれらを結んだ範囲)が広いほど、重心線が外へ出るまでの余裕が大きくなる。重心が低いほど、同じ傾き角に対する重心の水平移動量が小さいので倒れにくい。重心線が支持基底面の辺縁に近いと、わずかな外乱で基底面の外に出てしまう。加えて、床との摩擦が小さければ足そのものが滑って支持基底面を保てないため、摩擦抵抗も安定条件に含まれる。足を開いて立つ、杖や歩行器で基底面を広げる、腰を落として重心を下げる、滑りにくい履物を選ぶ、といった転倒予防の指導はすべてこの原理に対応している。
| 条件 | 安定性が高いのは | 現場での使い方 |
|---|---|---|
| 支持基底面の広さ | 広いほど安定 | 両足を開く、杖・歩行器を使う |
| 重心の高さ | 低いほど安定 | 膝を曲げて腰を落とす、荷物を低く持つ |
| 重心線の位置 | 支持基底面の中央ほど安定 | 体幹をまっすぐ保つ、荷物は左右均等に |
| 質量(体重) | 大きいほど安定 | 構えで踏ん張るときの理屈として理解する |
| 床との摩擦 | 大きいほど安定 | 滑り止め付きの履物、床の水濡れをなくす |
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