学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §11 コーレス(Colles)骨折の診察および整復 / QJ27A028
理由で解く 柔道整復師
コーレス骨折の遠位骨片は「背側・橈側・短縮・回外」に転位します。したがって選択肢3が正しい組合せです。
受傷機転は、手を伸ばして手掌をつき、手関節に背屈と回外が強制されることです。骨片は加わった外力の方向に押しやられるため、背側・橈側へ移動します。力学的には掌側の骨皮質が引き離されるように裂け、背側の骨皮質は圧迫でつぶれる(背側皮質の粉砕)ことが多く、これが「整復してもまた背側へ倒れやすい」理由になります。さらに腕橈骨筋が遠位骨片を近位・橈側へ引くため短縮転位と橈側転位が助長されます。覚え方は「背・橈・短・回外」。掌側転位を示すスミス骨折はこの裏返し(掌側・回内)と押さえれば、二つを取り違えません。固定では背側転位の再発を防ぐ肢位保持と、腫脹管理・手指の自動運動が要点になります。
| 項目 | コーレス骨折 | スミス骨折 |
|---|---|---|
| 受傷機転 | 手掌をつき背屈・回外が強制される | 手背をつく/手関節掌屈位での受傷 |
| 遠位骨片の転位 | 背側・橈側・短縮・回外 | 掌側・短縮・回内 |
| 外観 | フォーク状変形・銃剣状変形 | 逆フォーク状変形 |
| 別称 | — | 逆コーレス骨折 |
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