学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §7 定型的鎖骨骨折の診察および整復 / QJ27A025
理由で解く 柔道整復師
軋轢音は骨折の固有症状であり、鎖骨骨折でも触知されます。肩は挙上ではなく下垂し、肩幅は減少します。
鎖骨骨折は中外1/3境界部に好発します。近位骨片は胸鎖乳突筋に引かれて後上方へ、遠位骨片は上肢の重みと大胸筋などに引かれて前下内方へ転位するため、患側の肩は下がり、前内方へ落ち込み、結果として肩幅は減少します。患者は頭を患側に傾けて胸鎖乳突筋の緊張をゆるめ、健側の手で患側の肘を支える特有の姿勢をとります。軋轢音・異常可動性は骨折を示す固有症状ですが、確認しようとして強く動かすと転位の増悪や血管・神経損傷を招くため、触診で自然に感じ取れる範囲にとどめ、無理な操作は行わないのが原則です。
| 所見 | 鎖骨骨折 | 肩鎖関節上方脱臼 |
|---|---|---|
| 好発・変形部位 | 鎖骨中外1/3境界部 | 肩鎖関節部(鎖骨遠位端) |
| 特徴的所見 | 軋轢音・異常可動性、肩の下垂、肩幅減少 | 階段状変形、ピアノキーサイン |
| 圧痛の中心 | 骨折部 | 肩鎖関節裂隙 |
| 姿勢 | 頭を患側に傾け健手で患肘を支える | 上肢下垂で疼痛増強 |
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