学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §45 柔道整復理論 / QJ27A019
理由で解く 柔道整復師
高齢者は骨粗鬆症により海綿骨が疎になるため、海綿骨に富む部位に骨折が起こりやすくなります。正解は3。
加齢とともに骨吸収が骨形成を上回ると、緻密骨より先に梁状構造の海綿骨から粗になります。そのため椎体、大腿骨近位部、橈骨遠位端、上腕骨近位端といった海綿骨の多い部位に、転倒や尻もちなど比較的弱い外力で骨折が生じます(脆弱性骨折)。高齢者では骨癒合に時間がかかるうえ、固定や安静が長引くと関節拘縮、廃用性の筋萎縮、心肺機能や認知機能の低下も招きやすくなります。したがって固定は必要最小限の範囲と期間にとどめ、固定していない関節の自動運動や離床を早期から取り入れて、生活機能を保つ視点をもつことが大切です。
| 項目 | 小児 | 高齢者 |
|---|---|---|
| 骨膜 | 厚く強靱、連続性が保たれやすい | 薄く脆弱 |
| 特徴的な骨折型 | 若木骨折、骨端線損傷 | 脆弱性骨折(海綿骨部) |
| 骨癒合 | 速い | 遅い |
| 変形の自家矯正 | 期待できる | 期待できない |
| 関節拘縮 | 少ない | 起こしやすい |
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