学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §16 各論(骨折) 上肢 / QJ26P078
理由で解く 柔道整復師
解剖頸は関節包の内側にあります。ここが折れれば出血は関節腔に閉じ込められるため関節内血腫が著明となり、2が正しい記述です。
上腕骨近位端は、関節包が解剖頸に付着し外科頸は包の外にある、という位置関係がすべての判断の起点になります。解剖頸骨折は関節内骨折なので、出血が関節腔に貯留して関節血腫が強く出る一方、皮下出血斑は出にくく、骨頭への血行も断たれやすいため骨癒合不良や阻血性骨壊死のリスクを負います。対照的に外科頸骨折は関節包外で起こるため、血液が周囲の軟部組織へ広がり、上腕内側から前胸部・側胸部にかけての皮下出血斑として現れます。この違いは腫れ方の観察からも読み取れるので、所見と解剖を結びつけて理解しておくと応用が利きます。
| 項目 | 解剖頸骨折 | 外科頸骨折 |
|---|---|---|
| 関節包との位置 | 関節包内(関節内骨折) | 関節包外 |
| 出血の現れ方 | 関節内血腫が著明 | 上腕内側〜前胸部の皮下出血斑 |
| 骨癒合 | 不良、阻血性骨壊死のリスク | 比較的良好 |
| 頻度 | まれ | 高齢者に多い |
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