学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §13 主要な疾患 呼吸器疾患 / QJ26P035
理由で解く 柔道整復師
肺気腫の最大の危険因子は喫煙で、進行を抑えるうえで最も確実な手段は禁煙です。正しいのは3です。
肺気腫は終末細気管支より末梢の気腔が破壊されて不可逆的に拡大した状態で、慢性閉塞性肺疾患の中心的な病態です。肺胞壁の破壊で気道を外側から引っぱる力(放射状牽引)が失われ、呼気時に末梢気道が虚脱して息を吐ききれなくなるため、残気量が増えて肺が過膨張します。その結果、横隔膜は押し下げられて平低化し、胸郭は樽状胸となり、打診では過共鳴音、聴診では呼吸音減弱を認めます。呼吸機能検査では1秒率が70%未満に低下する閉塞性換気障害を示します。破壊された肺胞は元に戻らないため、治療の柱は進行を止めることで、禁煙が最優先です。あわせて気管支拡張薬、呼吸リハビリテーション、口すぼめ呼吸の指導、インフルエンザ・肺炎球菌ワクチンによる増悪予防を行い、慢性呼吸不全に至れば在宅酸素療法を導入します。
| 項目 | 閉塞性換気障害(肺気腫・COPD) | 拘束性換気障害(間質性肺炎など) |
|---|---|---|
| 1秒率 | 70%未満に低下 | 保たれる |
| %肺活量 | 保たれることが多い | 80%未満に低下 |
| 残気量 | 増加 | 減少 |
| 胸郭・横隔膜 | 樽状胸、横隔膜平低化 | 著変なし |
| 打診音 | 過共鳴音 | 清音〜やや濁音 |
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