学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §13 主要な疾患 呼吸器疾患 / QJ24P034
理由で解く 柔道整復師
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の最大の原因は喫煙。たばこ煙などの有害物質を長期に吸い込むことで生じる、気道と肺胞の慢性炎症が本態である。
有害物質の吸入が続くと、末梢気道に炎症性の狭窄が起こり、肺胞壁が破壊されて気腫性変化が進む。その結果、息を吐き出しにくい閉塞性換気障害となり、呼吸機能検査では気管支拡張薬吸入後の1秒率が70%未満となることが診断の要件である。可逆性に乏しい点が、発作性で可逆性のある気管支喘息との大きな違い。症状は労作時の息切れと慢性の咳・痰で始まり、進行すると樽状胸、口すぼめ呼吸、体重減少、右心不全(肺性心)がみられる。治療の土台は禁煙で、これに気管支拡張薬、呼吸リハビリテーション、インフルエンザ・肺炎球菌ワクチン、必要に応じて在宅酸素療法を組み合わせる。
| 項目 | COPD | 気管支喘息 |
|---|---|---|
| 主因 | 喫煙など有害物質の長期吸入 | アレルギーを背景とした気道炎症 |
| 好発年齢 | 中高年 | 小児〜成人(幅広い) |
| 気流閉塞の可逆性 | 乏しい | 可逆性あり(発作性) |
| 経過 | 持続的・進行性 | 発作と寛解を繰り返す |
| 基本の対策 | 禁煙、気管支拡張薬、呼吸リハ | 吸入ステロイドによる長期管理 |
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