学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §12 主要な疾患 消化器疾患 / QJ26P034
理由で解く 柔道整復師
胸やけは胃酸が食道へ逆流して粘膜を刺激することで生じる胸骨後方の灼熱感で、逆流性食道炎の代表的症状です。正しい組合せは1です。
食道と胃の接合部では下部食道括約筋(LES)が逆流を防いでいますが、LES圧の低下や食道裂孔ヘルニア、腹圧上昇、胃内容の停滞があると胃酸が食道へ逆流します。食道粘膜には胃のような防御機構がないため、逆流した酸が粘膜を傷害し、胸骨後方の灼けるような感じ(胸やけ)や酸っぱいものが上がってくる感じ(呑酸)が起こります。食後・前屈位・臥位で悪化するのが特徴で、就寝前の食事を控える、食後すぐ横にならない、上半身をやや高くして休む、といった生活指導が有効です。他の消化器症状も、腹痛=腹膜刺激や管腔臓器の攣縮、黄疸=ビリルビン処理・排泄障害、下痢=腸管の水分吸収低下や蠕動亢進、と発生機序から疾患を結びつけると取り違えにくくなります。
| 症状 | 代表的な疾患 | 機序 |
|---|---|---|
| 胸やけ・呑酸 | 逆流性食道炎 | 胃酸の食道逆流による粘膜刺激 |
| 心窩部痛 | 胃・十二指腸潰瘍、胃癌 | 粘膜傷害、壁の伸展 |
| 黄疸 | 肝硬変、胆道閉塞、溶血 | ビリルビンの処理・排泄障害 |
| 腹痛・嘔吐・腹部膨満 | 腸閉塞 | 腸管内容の通過障害 |
| 黒色便(タール便) | 胃・十二指腸潰瘍、胃癌 | 上部消化管出血 |
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