学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §3 診察各論 視診 / QJ26P027
理由で解く 柔道整復師
伝染性単核球症はEpstein-Barrウイルスの初感染で、発熱・咽頭痛とともに頸部リンパ節腫脹を来すため、組合せとして正しいのは3です。
頸部の診察では、リンパ節・甲状腺・頸静脈・筋緊張・可動性を順に確認します。リンパ節腫脹は、痛みを伴い可動性のあるものは感染性(咽頭炎、伝染性単核球症、結核など)、硬く可動性に乏しく無痛のものは悪性腫瘍の転移を疑う、という区別が基本です。伝染性単核球症は思春期〜若年成人に多く、発熱・咽頭扁桃炎・頸部を中心とした全身のリンパ節腫脹の三徴に、肝脾腫、末梢血の異型リンパ球増加、肝逸脱酵素の上昇を伴います。脾腫がある時期は脾破裂の危険があるため、腹部への強い圧迫や接触を伴う運動は避けるよう伝えます。項部硬直は髄膜刺激徴候で髄膜炎やくも膜下出血を示唆し、発熱や激しい頭痛を伴えば緊急対応が必要です。
| 頸部所見 | 対応する疾患 | 要点 |
|---|---|---|
| 頸部リンパ節腫脹 | 伝染性単核球症、咽頭炎、結核、悪性腫瘍転移 | 痛み・硬さ・可動性で感染か腫瘍かを推定 |
| 翼状頸 | ターナー症候群 | 低身長・外反肘を伴う |
| 項部硬直 | 髄膜炎、くも膜下出血 | 髄膜刺激徴候、緊急性が高い |
| 痙性斜頸 | ジストニア | 不随意な頸部の回旋・傾斜 |
| びまん性甲状腺腫 | バセドウ病 | 眼球突出・頻脈を伴う |
| 頸静脈怒張 | 右心不全、心タンポナーデ | 座位で怒張が残れば異常 |
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