学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §10 生殖 / QJ26A085
理由で解く 柔道整復師
性周期のホルモンは、卵胞期=エストロゲン、排卵期=黄体形成ホルモン(LH)サージ、黄体期=プロゲステロン、という並びで押さえます。ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)は性周期のホルモンではなく、受精卵が着床した後に胎盤側から分泌されるものなので、月経期との組合せは成り立ちません。
卵胞期は下垂体前葉からのFSHで卵胞が発育し、顆粒膜細胞から分泌されるエストロゲンが増えて子宮内膜が厚くなります(増殖期)。エストロゲンが一定水準を超えて持続すると正のフィードバックが働いてLHサージが起こり、排卵に至ります。排卵後の卵胞は黄体に変わり、主にプロゲステロンを分泌して内膜を分泌期に変え、基礎体温を上げます。妊娠が成立しなければ黄体は退縮して白体となり、プロゲステロンとエストロゲンが急に低下して内膜がはがれ、月経となります。着床が起こった場合には栄養膜(合胞体栄養細胞)からhCGが分泌され、黄体を妊娠黄体として維持するため月経は起こりません。つまり「hCGが出ている=月経は来ない」という関係にあり、月経期とhCGは同時に成り立たないと理解できます。
| 時期 | 主なホルモン | 起こること |
|---|---|---|
| 月経期 | エストロゲン・プロゲステロンとも低値 | 黄体が退縮し、子宮内膜が剥離する |
| 卵胞期 | FSH、エストロゲン | 卵胞が発育し、内膜が厚くなる(増殖期) |
| 排卵期 | LH(サージ) | 排卵が起こる |
| 黄体期 | プロゲステロン(+エストロゲン) | 内膜が分泌期となり、基礎体温が上がる |
| 着床が成立した場合 | hCG | 黄体が妊娠黄体として維持され、月経は起こらない |
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