学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §13 筋肉の機能 / QJ26A082
理由で解く 柔道整復師
静止張力は筋を静止長より引き伸ばしたときにだけ現れる受動的な張力で、伸ばすほど大きくなります。一方、収縮で生まれる活動張力は静止長(至適長)で最大となり、長くしても短くしても減っていきます。
静止張力を生むのはタイチン(コネクチン)などの弾性タンパクや筋膜・腱といった結合組織で、引き伸ばされた分だけゴムのように抵抗します。逆に静止長より短くすればこれらはたるむので、静止張力はほぼゼロのままです。活動張力はアクチンとミオシンが重なってクロスブリッジを作れる数で決まり、重なり具合がちょうどよい静止長で最大になります。伸ばしすぎると重なりが減って力が落ち、縮めすぎるとアクチン同士が干渉したりミオシンがZ帯に突き当たったりして、やはり力が落ちます。実際に測定される全張力は「静止張力+活動張力」なので、大きく伸ばした領域では全張力が再び上がって見える点に注意しましょう。
| 筋の長さ | 静止張力 | 活動張力 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 静止長より短い | ほぼ0 | 低下 | 弾性要素がたるむ/アクチン同士の干渉、ミオシンがZ帯に当たる |
| 静止長(至適長) | ほぼ0 | 最大 | アクチンとミオシンの重なりが最適でクロスブリッジ数が最多 |
| 静止長より長い | 増加 | 低下 | 弾性要素が伸ばされる/フィラメントの重なりが減る |
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