学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §13 筋肉の機能 / QJ26A081
理由で解く 柔道整復師
横行小管(T管)は筋細胞膜が筋線維の内部へ横向きに落ち込んだ管で、表面に届いた活動電位を筋線維の深部まで運ぶ通り道です。その終着点が筋小胞体の終末槽と接するトライアッド(三つ組)で、ここで電気の信号がCa²⁺放出の合図に変換されます。
骨格筋では1本のT管とその両側の終末槽2つが並び、断面で三つ並んで見えることからトライアッドと呼ばれ、A帯とI帯の境界部に位置します。筋小胞体は筋原線維を網目状に取り巻く袋で、筋原線維に平行に走る縦行小管の部分と、T管の両側で横向きに接して膨らんだ終末槽の部分からなります。T管の膜にはジヒドロピリジン受容体という電位センサーがあり、活動電位が届いて構造が変わると、向かい合う終末槽のリアノジン受容体を開かせます。放出されたCa²⁺がトロポニンCに結合するとアクチン上の結合部位が現れ、クロスブリッジが働いて収縮が始まります。この流れが興奮収縮連関で、T管はそのなかで「電気信号を奥まで届ける役」に徹しています。太い筋線維でも中心部まで同時に収縮できるのは、この深部への通り道があるおかげです。
| 横行小管(T管) | 筋小胞体(縦行小管+終末槽) | |
|---|---|---|
| 由来 | 筋細胞膜の陥入 | 細胞内の小胞体 |
| 走行 | 筋線維の長軸に直角(横行) | 縦行小管は筋原線維に平行。終末槽はT管の両側に横向きに接する |
| 内部 | 細胞外液とつながる | 細胞内。Ca²⁺を貯蔵 |
| 主な役割 | 活動電位を深部へ伝える | Ca²⁺の放出と回収 |
| 接点 | T管1本+両側の終末槽2つ=トライアッド | |
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