学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §10 感覚器系 / QJ26A058
理由で解く 柔道整復師
眼房水は毛様体(毛様体突起の上皮)が産生し、後房→瞳孔→前房→隅角→強膜静脈洞(シュレム管)という順で流れて吸収されます。
眼球の前部は、前から角膜・前房・虹彩・後房・水晶体と並びます。房水は毛様体突起をおおう無色素上皮から後房へ分泌され、虹彩と水晶体のすき間を通って瞳孔から前房へ出て、虹彩と角膜がなす隅角(虹彩角膜角)の線維柱帯を通り、強膜静脈洞(シュレム管)に吸収されて前毛様体静脈へ流れます。房水の役割は2つあり、1つは血管をもたない角膜と水晶体に栄養と酸素を届けること、もう1つは産生と排出の釣り合いによって眼圧(およそ10〜21 mmHg)を保つことです。流出路が滞れば眼圧が上がるため、この流れの順路は臨床でも重要です。毛様体はさらに、毛様体筋(動眼神経の副交感支配)が収縮すると毛様体小帯がゆるんで水晶体が自らの弾性で厚くなる、という近見調節も担っています。「産生も調節も毛様体」と1か所にまとめて覚えると引き出しやすくなります。
| 部位 | 眼球壁での所属 | おもな働き |
|---|---|---|
| 角膜・強膜 | 外膜(線維膜) | 眼球の形を保つ、角膜は光の入口で屈折も担う |
| 虹彩 | 中膜(ぶどう膜) | 瞳孔括約筋・瞳孔散大筋で光量を調節 |
| 毛様体 | 中膜(ぶどう膜) | 房水の産生、毛様体筋による水晶体の厚みの調節 |
| 脈絡膜 | 中膜(ぶどう膜) | 網膜外層への栄養供給、余分な光の吸収 |
| 網膜 | 内膜(神経膜) | 視細胞で光を受容し視神経へ送る |
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