学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §9 神経系 / QJ26A053
理由で解く 柔道整復師
プルキンエ細胞は小脳皮質にある大型の抑制性ニューロンで、小脳皮質から出る唯一の出力ニューロンである。正答は小脳。
小脳皮質は表面から順に分子層・プルキンエ細胞層・顆粒層の3層からなる。プルキンエ細胞層には大型のプルキンエ細胞が一列に並び、分子層に向かって扇状(一平面状)に広がる樹状突起を伸ばす。ここへ、顆粒細胞の軸索である平行線維が横から多数のシナプスを作り、下オリーブ核から来る登上線維が樹状突起に巻きつくように強力なシナプスを作る。プルキンエ細胞の軸索は白質を通って小脳核(歯状核・栓状核・球状核・室頂核)や前庭神経核に達し、GABAを伝達物質とする抑制性の出力を送る。つまり小脳への入力は苔状線維と登上線維、出力はプルキンエ細胞を経て小脳核から、という流れである。なお心臓の刺激伝導系にも「プルキンエ線維」があるが、これは心室内で興奮を速く伝える特殊心筋であり、まったくの別物である。「細胞なら小脳、線維なら心臓」と分けて覚えると混同しない。
| 部位 | 代表的なニューロン・構造 | 特徴 |
|---|---|---|
| 小脳 | プルキンエ細胞 | 皮質唯一の出力、GABA作動性の抑制性 |
| 大脳 | 錐体細胞(ベッツ細胞) | 6層構造、第5層から皮質脊髄路が起こる |
| 中脳 | 黒質・赤核・上丘/下丘 | 黒質はドパミン作動性 |
| 脊髄 | 前角細胞(α運動ニューロン) | 骨格筋を直接支配する最終共通路 |
| (参考)心臓 | プルキンエ線維 | 特殊心筋、心室内を速く伝導 |
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