学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §9 神経系 / QJ26A054
理由で解く 柔道整復師
後索核(薄束核・楔状束核)は延髄にあり、深部感覚と識別性触圧覚・振動覚を中継する後索‐内側毛帯路の乗り換え点です。
体からの感覚は、性質によって別々の道を通って脳へ上ります。筋・腱・関節からの位置覚や運動覚(深部感覚)と、2点を区別できる細かい触圧覚・振動覚は、後根から入るとその場では乗り換えずに同じ側の後索をそのまま上行します。後索は内側が薄束(下半身から)、外側が楔状束(上半身から)に分かれ、延髄の後索核(薄束核・楔状束核)で初めて2次ニューロンに乗り換えます。ここから出た軸索が延髄で正中を越え(内側毛帯交叉)、内側毛帯となって視床の後外側腹側核へ、さらに中心後回(体性感覚野)へ達します。一方、痛覚と温度覚は後根から入るとすぐ脊髄後角で乗り換え、その高さで白交連を通って正中を越え、反対側の外側脊髄視床路を上ります。乗り換えと交叉の場所が違うことが、脊髄の片側が傷ついたときに、深部感覚は同側で、痛温覚は反対側で障害されるという所見の理由になります。
| 項目 | 後索‐内側毛帯路 | 外側脊髄視床路 |
|---|---|---|
| 運ぶ感覚 | 深部感覚(位置覚・運動覚)、識別性触圧覚、振動覚 | 痛覚、温度覚(温覚・冷覚) |
| 脊髄内の走行 | 同側の後索(内側=薄束/外側=楔状束) | 反対側の側索 |
| 2次ニューロンへの乗り換え | 延髄の後索核(薄束核・楔状束核) | 脊髄後角 |
| 交叉の場所 | 延髄(内側毛帯交叉) | 入った脊髄分節(白交連) |
| 視床以降 | 後外側腹側核 → 中心後回 | 後外側腹側核 → 中心後回 |
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