学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §7 生殖器系 / QJ26A047
理由で解く 柔道整復師
精巣は胎生7〜8か月ごろに鼠径管を通って陰嚢内へ下降する。
精巣は初め後腹壁で第10胸椎あたりの高さに発生し、下端に付く精巣導帯に導かれて下降していく。胎生3か月ごろに骨盤縁から鼠径部へ移動し、7か月ごろに鼠径管を通過して、8〜9か月ごろ(出生までに)陰嚢に達する。下降の際は腹膜が一緒に引き込まれて腹膜鞘状突起となり、通常は出生前後に閉鎖して精巣鞘膜だけが残る。閉じ残ると先天性鼠径ヘルニアや陰嚢水腫の原因になる。下降が途中で止まったものが停留精巣で、腹腔内の高い温度にさらされ続けると造精機能が損なわれ、悪性化のリスクも上がる。乳幼児で陰嚢内に精巣が触れない場合は自己判断で経過を見ず、小児外科・泌尿器科での評価につなぐことが大切である。
| 時期 | 精巣の位置 |
|---|---|
| 胎生初期 | 後腹壁(第10胸椎の高さ付近) |
| 胎生3か月ごろ | 骨盤縁〜鼠径部(内鼠径輪付近) |
| 胎生7〜8か月 | 鼠径管を通過 |
| 胎生8〜9か月(出生まで) | 陰嚢内に到達 |
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