学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §2 運動器系 / QJ26A036
理由で解く 柔道整復師
上腕骨内側上顆には前腕屈筋・回内筋群の共同起始があり、選択肢では円回内筋がここから起こる。
内側上顆の前面から起こる筋は、橈側から円回内筋・橈側手根屈筋・長掌筋・尺側手根屈筋(上腕頭)・浅指屈筋(上腕尺骨頭)の5つで、いずれも手関節や手指を屈曲させるか前腕を回内させる。支配神経は原則として正中神経で、尺側手根屈筋だけが尺骨神経である。これに対し、深層の深指屈筋と方形回内筋は前腕骨から直接起こるため内側上顆には付かず、回外筋は反対側の外側上顆側から起こる。内側上顆に付く共同腱は繰り返しの牽引で障害されやすく、投球やゴルフのスイングによる内側上顆炎(野球肘・ゴルフ肘)の主座となる。評価では抵抗下の手関節屈曲・前腕回内で痛みが再現するかを確かめ、投球数や動作の見直しを合わせて指導する。
| 筋 | 起始 | 停止 | 神経 |
|---|---|---|---|
| 円回内筋 | 上腕骨内側上顆/尺骨鈎状突起 | 橈骨外側面中央 | 正中神経 |
| 方形回内筋 | 尺骨遠位前面 | 橈骨遠位前面 | 正中神経(前骨間神経) |
| 深指屈筋 | 尺骨前面・骨間膜 | 第2〜5指 末節骨底 | 正中神経+尺骨神経 |
| 回外筋 | 上腕骨外側上顆・尺骨回外筋稜など | 橈骨上部外側 | 橈骨神経深枝 |
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