学習トップ理由で解く 柔道整復師解剖学 ▸ §2 運動器系 / QJ26A034

理由で解く 柔道整復師

QJ26A034 解剖学

出典:第26回柔道整復師国家試験(2018)午前 問34
問題
手根骨遠位列で最も尺側に位置するのはどれか。
選択肢
1 三角骨
2 豆状骨
3 有鈎骨
4 有頭骨
解答
正解3(有鈎骨)
解説

手根骨遠位列は橈側から大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鈎骨と並ぶので、最も尺側は有鈎骨である。

手根骨は8個が近位列と遠位列に4個ずつ並ぶ。近位列は橈側から舟状骨・月状骨・三角骨・豆状骨、遠位列は橈側から大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鈎骨。「舟・月・三角・豆/大・小・有頭・有鈎」と、どちらの列も橈側から尺側へ唱えて覚える。有鈎骨は掌側に有鈎骨鈎という突起を出し、小指球の基部で触知できる。この鈎と豆状骨の間に張る豆鈎靱帯の下がギヨン管(尺骨神経管)で、尺骨神経と尺骨動脈が通る。ゴルフや野球でグリップの当たる部位にあたるため有鈎骨鈎骨折が起こりやすく、握力低下や小指側のしびれを伴うときは尺骨神経障害の合併を考えて画像評価につなぐ。

✓ 3. 正しい
有鈎骨
遠位列の最尺側。掌側に有鈎骨鈎をもち、第4・第5中手骨底と関節する。ギヨン管の外側壁を作る。
✗ 1. 誤り
三角骨
近位列の骨で、月状骨の尺側にある。遠位列ではない。
✗ 2. 誤り
豆状骨
近位列で最も尺側にある骨だが、列が違う。三角骨の掌側に乗る種子骨で、尺側手根屈筋の腱の中に含まれる。
✗ 4. 誤り
有頭骨
遠位列に属し手根骨中で最大だが、有鈎骨より橈側にある。第3中手骨底と関節し、手根中央のかなめとなる。
ポイント
  • 近位列(橈→尺):舟状骨・月状骨・三角骨・豆状骨。
  • 遠位列(橈→尺):大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鈎骨。
  • 遠位列の最尺側=有鈎骨、最橈側=大菱形骨(母指手根中手関節を作る)。
  • 豆状骨は最尺側だが近位列。尺側手根屈筋腱内の種子骨。
  • 有鈎骨鈎と豆状骨の間がギヨン管。骨折時は尺骨神経症状を確認する。
比較表
橈側→尺側覚える手がかり
近位列舟状骨・月状骨・三角骨・豆状骨豆状骨は種子骨で掌側に乗る
遠位列大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鈎骨有頭骨が最大、有鈎骨が最尺側
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