学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §44 整形外科学 / QJ26A027
理由で解く 柔道整復師
動揺性肩関節(ルーズショルダー)の動揺性は下方が主体で、上肢を牽引すると肩峰と骨頭の間に溝ができるサルカス徴候が陽性となる。正答は4。
明らかな外傷がないのに肩関節が過度に緩い状態で、関節包が広く緩い、関節窩が浅い、腱板や肩甲帯の筋による支持が弱いといった素因が背景にある。上肢を下垂位で長軸方向に牽引すると骨頭が下がり、肩峰の下に指が入るような溝(サルカス)が現れるのが典型所見である。重い物を提げる、腕を下げ続けるといった動作でだるさ・しびれ・脱力を訴えることが多い。治療は保存療法が基本で、腱板と肩甲骨周囲筋(前鋸筋・僧帽筋下部など)を鍛えて骨頭を関節窩の中心に保つ訓練を継続し、重量物を長時間提げ続けない姿勢・動作の工夫を合わせて指導する。
| 項目 | 動揺性肩関節 | 外傷性反復性肩関節脱臼 |
|---|---|---|
| 外傷歴 | 明らかな外傷がない | 初回の脱臼がきっかけ |
| 主な方向 | 下方(多方向性を示すことも) | 前方 |
| 特徴的な所見 | サルカス徴候 | 外転外旋での不安感テスト |
| 両側性 | 多い | まれ |
| 主な訴え | だるさ・しびれ・脱力 | 特定の肢位での抜けそうな不安感 |
| 治療 | 保存療法(筋力強化)が中心 | 手術を要することが多い |
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