学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §37 生理学 / QJ26A007
理由で解く 柔道整復師
免疫抑制作用をもつのは副腎皮質束状層から分泌される糖質コルチコイド(コルチゾール)である。
糖質コルチコイドはストレス時に視床下部−下垂体前葉(ACTH)を介して分泌が高まり、糖新生を促して血糖を上げるとともに、強力な抗炎症作用と免疫抑制作用を示す。具体的にはリンパ球(とくにT細胞)を減らし、サイトカインの産生を抑え、ホスホリパーゼA₂を抑制してプロスタグランジンなどの炎症メディエーター産生を減らす。血液像では「リンパ球・好酸球が減り、好中球が増える」という組合せが特徴的である。この作用を利用したのが合成ステロイド薬で、炎症性疾患や臓器移植後に用いられる一方、易感染性・創傷治癒遅延・骨粗鬆症・満月様顔貌などの副作用が問題になる。
| ホルモン | 分泌部位 | 主な作用 | 免疫抑制 |
|---|---|---|---|
| エストロゲン | 卵巣(顆粒膜細胞) | 二次性徴、子宮内膜増殖、骨吸収抑制 | なし |
| 成長ホルモン | 下垂体前葉 | 骨端軟骨での成長促進、蛋白同化、血糖上昇 | なし |
| サイロキシン | 甲状腺 | 基礎代謝・熱産生の亢進、成長発育 | なし |
| 糖質コルチコイド | 副腎皮質束状層 | 糖新生、蛋白異化、抗炎症 | あり |
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