学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 外科学概論 ▸ §14 意識障害(救急法) / QJ25P052
理由で解く 柔道整復師
正しいのはM2。随意運動がなく刺激に対して四肢を伸展させる反応は除脳硬直であり、GCSの運動反応ではM2に相当します。
GCSの運動反応(M)は、命令に従えるM6から、まったく動かないM1まで、反応の「質」が落ちる順に並んでいます。異常肢位は2段階あり、上肢を屈曲させる除皮質硬直がM3、上下肢とも伸展・内旋する除脳硬直がM2です。除皮質硬直は大脳半球〜内包レベル、除脳硬直は中脳〜橋レベルの障害を示唆し、除脳硬直のほうが障害部位が下位で予後が不良です。本問は「随意運動なく四肢伸展」とあり、伸展位の異常肢位=除脳硬直=M2と判定します。頭部外傷では経時的にGCSを再評価し、点数の低下(とくに運動反応の悪化)を頭蓋内圧亢進のサインとして拾うことが重要です。
| 点数 | 運動反応(M) | 意味づけ |
|---|---|---|
| M6 | 命令に従う | 最良 |
| M5 | 痛み刺激部位に手を持ってくる(払いのける) | 刺激部位を認識できる |
| M4 | 痛み刺激から逃避する屈曲 | 部位の認識はない |
| M3 | 異常屈曲(除皮質硬直) | 大脳半球〜内包レベル |
| M2 | 四肢伸展(除脳硬直) | 中脳〜橋レベル。より重症 |
| M1 | まったく動かない | 最不良 |
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