学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 病理学概論 ▸ §8 免疫異常・アレルギー / QJ25A103
理由で解く 柔道整復師
花粉症は即時型(Ⅰ型)アレルギーの代表で、アレルゲン特異的IgE抗体が肥満細胞に結合し、再曝露で脱顆粒が起こることで症状が出ます。
初回の曝露では、取り込まれた花粉抗原をもとにTh2細胞がB細胞を助け、その花粉に特異的なIgEが産生されます。産生されたIgEは鼻粘膜や結膜の肥満細胞、血中の好塩基球の表面にあるFcε受容体に結合し、この段階を感作といいます。次に同じ花粉が入ると、細胞表面のIgEが抗原によって架橋され、ヒスタミンやロイコトリエン、プロスタグランジンが放出されます。これらが血管透過性亢進、平滑筋収縮、腺分泌亢進、知覚神経刺激を引き起こし、数分以内にくしゃみ・水様性鼻汁・鼻閉・眼のかゆみが現れます。同じⅠ型には気管支喘息、蕁麻疹、アナフィラキシーがあり、いずれも反応が速いことが共通点です。
| 型 | 別名 | 主役 | 発現時間 | 代表疾患 |
|---|---|---|---|---|
| Ⅰ型 | 即時型・アナフィラキシー型 | IgE、肥満細胞 | 数分 | 花粉症、気管支喘息、蕁麻疹 |
| Ⅱ型 | 細胞傷害型 | IgG・IgM(自己抗体)、補体 | 数分〜数時間 | 自己免疫性溶血性貧血、重症筋無力症 |
| Ⅲ型 | 免疫複合体型 | 免疫複合体、補体 | 数時間 | 血清病、急性糸球体腎炎、SLE |
| Ⅳ型 | 遅延型 | 感作T細胞、マクロファージ | 24〜48時間 | ツベルクリン反応、接触性皮膚炎、移植拒絶 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。