学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §9 内分泌 / QJ25A085
理由で解く 柔道整復師
エストロゲンの代表的な作用は、月経後の子宮内膜を増殖・肥厚させることです。したがって正解は1です。
エストロゲンは主に発育卵胞の顆粒膜細胞から分泌され、月経で薄くなった子宮内膜を増殖させて厚くします。この作用が起こる時期がそのまま増殖期と呼ばれます。ほかに、乳房の発育や皮下脂肪の沈着といった女性の二次性徴の発現、頸管粘液を増やして精子が通過しやすくする作用、骨に対しては破骨細胞の働きを抑えて骨吸収を抑制し、骨端線の閉鎖を促す作用があります。閉経後にエストロゲンが減ると骨吸収の抑えが外れ、骨粗鬆症が起こりやすくなるのは、この骨吸収抑制作用が失われるためです。一方で、基礎体温を上げるのはプロゲステロン、骨格筋の蛋白同化を進めるのはテストステロンなどのアンドロゲンであり、性ホルモンは作用の担当を分けて整理するのが確実な覚え方です。
| 比較項目 | エストロゲン | プロゲステロン | アンドロゲン |
|---|---|---|---|
| 主な分泌源 | 発育卵胞(顆粒膜細胞) | 黄体(妊娠3〜4か月以降は胎盤) | 精巣・副腎皮質 |
| 子宮内膜 | 増殖・肥厚させる | 腺分泌を促し着床に備える | 直接の作用は乏しい |
| 骨吸収 | 抑制する | 直接の主作用ではない | 骨量維持に働く |
| 基礎体温 | 低温相(上げない) | 上昇させる(高温相) | 周期的変化なし |
| 骨格筋 | 発達の主役ではない | 発達の主役ではない | 蛋白同化により発達させる |
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