学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §6 栄養と代謝 / QJ25A076
理由で解く 柔道整復師
飢餓は血糖が下がる状況です。膵島A(α)細胞からグルカゴンが分泌され、肝グリコーゲンの分解と糖新生で血糖を支えます。答えは2です。
血糖が下がるとインスリンの分泌は減り、代わりにグルカゴン、アドレナリン、コルチゾール、成長ホルモンといった血糖を上げる側のホルモンが働きます。肝臓ではグリコーゲンが分解されてグルコースが放出されますが、肝の貯蔵はおよそ半日で底をつくため、その後は乳酸・アミノ酸・グリセロールから作り直す糖新生が主役になります。同時に脂肪組織では中性脂肪が分解されて遊離脂肪酸が動員され、肝でケトン体が作られて脳の代替燃料になります。筋では蛋白質が分解され、アラニンなどのアミノ酸が糖新生の材料として肝へ送られます。つまり飢餓時は体全体が「同化(貯め込む)」から「異化(動員する)」へ切り替わるので、選択肢を仕分けるときは「貯める話か、出す話か」で見ると迷いません。
| 項目 | 食後(吸収期) | 飢餓(空腹期) |
|---|---|---|
| 優位なホルモン | インスリン | グルカゴン、アドレナリン、コルチゾール、成長ホルモン |
| グリコーゲン | 合成(肝・筋に貯蔵) | 分解(肝から血中へグルコース放出) |
| 糖新生 | 抑制される | 促進される(乳酸・アミノ酸・グリセロールから) |
| 脂質 | 中性脂肪として貯蔵 | 分解して遊離脂肪酸を動員、ケトン体産生 |
| 蛋白質 | 合成が進む(同化) | 分解が進み糖新生の材料になる(異化) |
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