学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §8 内分泌器系 / QJ25A051
理由で解く 柔道整復師
プロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌するのは、排卵後の卵胞が変化してできる黄体である。卵胞の段階ではエストロゲンが主役で、排卵を境にプロゲステロンへ主役が交代する、と押さえる。
卵巣周期は排卵前の卵胞期と排卵後の黄体期に分かれる。卵胞期には発育中の卵胞の顆粒膜細胞と莢膜細胞が協同してエストロゲンをつくり、子宮内膜を増殖期に導く。排卵が起こると、卵子を放出したあとの卵胞壁が下垂体からの黄体形成ホルモン(LH)を受けて黄体へ変化し、顆粒膜ルテイン細胞がプロゲステロンを大量に分泌するようになる。プロゲステロンは子宮内膜を分泌期(受精卵が着床しやすい状態)に変え、基礎体温を上げ、妊娠を維持する方向に働く。着床が起こらなければ黄体は約2週間で退縮して線維性の白体となり、分泌が止まることで月経が始まる。着床すればhCGの刺激で妊娠黄体となり、しばらく分泌が続く。「卵胞=エストロゲン、黄体=プロゲステロン、白体=分泌なし」と時間軸で並べて覚えるとよい。
| 段階 | 状態 | 主に分泌するホルモン |
|---|---|---|
| 一次・二次卵胞 | 発育途中の卵胞 | エストロゲン(少量~増加) |
| グラーフ卵胞(成熟卵胞) | 排卵直前 | エストロゲン(ピーク) |
| 黄体 | 排卵後の卵胞壁が変化 | プロゲステロン(+エストロゲン) |
| 白体 | 黄体が退縮した瘢痕 | 分泌しない |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。