学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §7 生殖器系 / QJ25A050
理由で解く 柔道整復師
子宮円索は子宮体の外側上部から起こり、深鼠径輪から鼠径管を通って大陰唇の皮下に終わります。正答は3。
女性内性器を支える索状構造は名前が似ていて紛らわしいので、「どこからどこへ行くか」と「中に何が通るか」で整理すると混乱しません。子宮円索は子宮体外側上部(卵管子宮口のすぐ前下方)から起こり、広間膜の前葉に包まれて骨盤側壁を前外側へ進み、深鼠径輪に入って鼠径管を通り抜け、浅鼠径輪から出て大陰唇と恥丘の皮下結合組織に散ります。発生学的には男性の精巣導帯に相同で、精巣が陰嚢へ下降するときに使う道(鼠径管)を、女性では子宮円索がそのまま通っていると考えると走行が納得できます。一方、固有卵巣索は卵巣と子宮とを結ぶ短い索(これも導帯由来)で、太い血管は通りません。卵巣に向かう卵巣動脈が通るのは卵巣提索(骨盤漏斗靱帯)で、こちらは卵巣を骨盤側壁につないでいます。この「提索=血管の通り道」「固有卵巣索=つなぎ止めるだけ」という役割分担を先に押さえてから、卵管・子宮口の各部の名称に進むと定着します。
| 索・靱帯 | どこからどこへ | 中を通る主なもの | 発生学的由来など |
|---|---|---|---|
| 卵巣提索(骨盤漏斗靱帯) | 卵巣 → 骨盤側壁 | 卵巣動静脈・リンパ管・神経 | 血管の通り道 |
| 固有卵巣索 | 卵巣 → 子宮体外側 | 太い血管は通らない | 精巣導帯の上半に相当 |
| 子宮円索 | 子宮体外側上部 → 鼠径管 → 大陰唇 | 円索に伴走する細い動脈 | 精巣導帯の下半に相当 |
| 基靱帯(子宮頸横靱帯) | 子宮頸部 → 骨盤側壁 | 子宮動脈・尿管が近くを走る | 子宮を支える主役 |
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