学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §7 生殖器系 / QJ25A049
理由で解く 柔道整復師
前立腺を貫くのは尿道である。この区間を前立腺部尿道という。
前立腺は膀胱の直下に密着する栗の実大の腺で、膀胱から出た尿道がその中心を上下に貫く。後壁の隆起(精阜)には左右の射精管が開き、精嚢と精管の内容がここで尿道に合流するため、前立腺は尿路と精路が交差する場所になっている。加齢に伴い内腺(移行域)が肥大すると、内側から尿道を圧迫して排尿困難・頻尿・残尿感が生じる。前立腺は直腸のすぐ前にあるので直腸指診で触れることができ、大きさや硬さの評価に用いられる。「前立腺の中心を尿道が通る」という位置関係が、そのまま症状の説明になる点を押さえておく。
| 構造 | 前立腺との位置関係 | 備考 |
|---|---|---|
| 尿道(前立腺部) | 前立腺の中心を貫く | 精阜に射精管が開口し尿路と精路が合流 |
| 射精管 | 前立腺の後上部を貫いて精阜に開く | 精管膨大部+精嚢管の合流でできる |
| 尿管 | 前立腺には達しない | 膀胱後壁を斜めに貫いて膀胱内に開く |
| 尿道球腺(カウパー腺) | 前立腺の下方(尿生殖隔膜内) | 分泌物は尿道海綿体部へ出る |
| 尿道海綿体 | 前立腺より遠位(陰茎内) | 尿道を包む勃起組織。前端は亀頭 |
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