学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §2 運動器系 / QJ25A033
理由で解く 柔道整復師
呼気に働くのは下後鋸筋である。上後鋸筋が吸気、下後鋸筋が呼気と、上下で対になっている。
呼吸運動の主役は横隔膜と肋間筋だが、背部にも呼吸を助ける薄い筋が2枚ある。上後鋸筋は項靱帯や上位胸椎の棘突起から起こり第2〜5肋骨に停止し、肋骨を上外方へ引いて胸郭を広げるので吸気筋になる。下後鋸筋は下位胸椎〜上位腰椎の棘突起から起こり第9〜12肋骨に停止し、下部肋骨を下後方へ引いて胸郭を縮めるので呼気筋になる。安静時の呼気は肺と胸郭の弾性で受動的に起こるため、これらが活躍するのは深呼吸や努力呼吸のときである。「上は吸って、下は吐く」と、走行の向きと働きを結び付けて覚えると確実。
| 上後鋸筋 | 下後鋸筋 | |
|---|---|---|
| 起始 | 項靱帯・C6〜T2棘突起 | T11〜L2棘突起 |
| 停止 | 第2〜5肋骨 | 第9〜12肋骨 |
| 走行 | 外下方へ | 外上方へ |
| 作用 | 肋骨を挙上(胸郭を広げる) | 肋骨を下制(胸郭を縮める) |
| 呼吸相 | 吸気 | 呼気 |
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