学習トップ理由で解く 柔道整復師解剖学 ▸ §2 運動器系 / QJ25A032

理由で解く 柔道整復師

QJ25A032 解剖学

出典:第25回柔道整復師国家試験(2017)午前 問32
問題
小泉門が位置する縫合の交点はどれか。
選択肢
1 前頭縫合と冠状縫合
2 前頭縫合とラムダ縫合
3 矢状縫合とラムダ縫合
4 矢状縫合と冠状縫合
解答
正解3(矢状縫合とラムダ縫合)
解説

小泉門は矢状縫合とラムダ縫合が出会う点(ラムダ)に位置する。

新生児の頭蓋では骨化が追いつかず、骨と骨の間が膜性のまま残る部位があり、これを泉門という。前方の大泉門は前頭骨と左右の頭頂骨に囲まれ、冠状縫合と矢状縫合の交点(ブレグマ)にあたる菱形の泉門で、生後1年半〜2年ごろに閉じる。後方の小泉門は左右の頭頂骨と後頭骨に囲まれ、矢状縫合とラムダ縫合の交点(ラムダ)にあたる三角形の泉門で、生後2〜3か月ごろと早く閉じる。「大泉門=前・菱形・冠状縫合/小泉門=後・三角・ラムダ縫合」と、位置・形・縫合の3点をセットで覚えると取り違えない。

✓ 3. 正しい
矢状縫合とラムダ縫合
左右頭頂骨の間を前後に走る矢状縫合が、頭頂骨と後頭骨の間のラムダ縫合に突き当たる点が小泉門(ラムダ)である。ギリシャ文字のΛの形に見えることが名の由来。
✗ 1. 誤り
前頭縫合と冠状縫合
前頭縫合は左右の前頭骨の間を走る縫合で、頭蓋の前方にある。この2つが出会うのは大泉門の位置であり、後方の小泉門ではない。
✗ 2. 誤り
前頭縫合とラムダ縫合
前頭縫合は最前方、ラムダ縫合は後方にあり、間に矢状縫合を挟むため両者が直接交わることはない。組合せとして成立しない。
✗ 4. 誤り
矢状縫合と冠状縫合
これは大泉門(ブレグマ)の位置である。小泉門との入れ替えを狙った選択肢なので、前後の位置で必ず確認する。
ポイント
  • 小泉門=矢状縫合+ラムダ縫合の交点(ラムダ)、三角形、生後2〜3か月で閉鎖
  • 大泉門=矢状縫合+冠状縫合の交点(ブレグマ)、菱形、1年半〜2年で閉鎖
  • 囲む骨で覚える:小泉門は左右頭頂骨+後頭骨、大泉門は前頭骨+左右頭頂骨
  • 前頭縫合は左右の前頭骨の間の縫合で、通常は幼児期に消失する
  • 大泉門は脱水や頭蓋内圧の評価に使われる部位なので、位置は必ず前方で押さえる
比較表
大泉門小泉門
位置前方(ブレグマ)後方(ラムダ)
縫合の交点矢状縫合+冠状縫合矢状縫合+ラムダ縫合
囲む骨前頭骨+左右頭頂骨左右頭頂骨+後頭骨
菱形三角形
閉鎖時期生後1年半〜2年生後2〜3か月
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