学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §2 運動器系 / QJ24A047
理由で解く 柔道整復師
関節唇を持つのは 2 の肩関節である。浅い関節窩を縁取って深さを補う線維軟骨の輪が関節唇である。
関節唇は関節窩のふちに付着する線維軟骨性のリングで、関節窩を深くし、骨頭との接触面積を広げることで安定性を高めている。人体で関節唇を持つのは肩関節(肩甲上腕関節)と股関節の2つだけである。肩関節は上腕骨頭に対して関節窩(肩甲骨の関節窩)が浅く小さいため可動域が人体最大となる反面、脱臼しやすく、関節唇と関節上腕靱帯・腱板がその不足を補っている。前下方への脱臼で関節唇が関節窩縁から剥がれたものをバンカート損傷という。関節内に介在する構造には、関節唇のほかに膝の関節半月(半月板)や胸鎖関節・顎関節などの関節円板があり、「縁取るのが唇、間に挟まるのが半月・円板」と役割の違いで整理すると混同しなくなる。
| 構造 | 位置 | ある関節 |
|---|---|---|
| 関節唇 | 関節窩の縁を取り巻く | 肩関節・股関節 |
| 関節半月 | 関節腔内に介在(腔を不完全に分ける) | 膝関節 |
| 関節円板 | 関節腔内に介在(腔を完全に二分) | 胸鎖関節・顎関節・遠位橈尺関節 |
| 輪状靱帯 | 骨頭を輪状に取り巻く靱帯 | 上橈尺関節(橈骨輪状靱帯) |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。