学習トップ理由で解く 柔道整復師解剖学 ▸ §1 人体解剖学概説 / QJ25A031

理由で解く 柔道整復師

QJ25A031 解剖学

出典:第25回柔道整復師国家試験(2017)午前 問31
問題
血液が分類されるのはどれか。
選択肢
1 上皮組織
2 支持組織
3 筋組織
4 神経組織
解答
正解2(支持組織)
解説

血液は細胞成分と液体の細胞間質(血漿)からできており、四大組織のうち支持組織(結合組織)に分類される。

人体の組織は上皮組織・支持組織・筋組織・神経組織の4つに大別される。このうち支持組織を見分ける鍵は「細胞と細胞の間に細胞間質が豊富にある」ことである。血液では血漿が細胞間質、赤血球・白血球・血小板が細胞成分にあたり、この構図がそのまま当てはまる。同じ理屈で線維性結合組織・軟骨・骨・リンパもすべて支持組織の仲間であり、細胞間質が液体か線維か固い基質かで姿が変わっているだけである。「血液が流れるのは細胞間質が液体だから」と結び付けると、暗記ではなく理解として残る。

✓ 2. 正しい
支持組織
血漿という液体の細胞間質をもち、その中に細胞成分が浮かんでいる。骨・軟骨・血液・リンパは細胞間質の硬さが違うだけで、いずれも支持組織である。
✗ 1. 誤り
上皮組織
細胞どうしが密着して体表や管腔の面を覆う組織で、細胞間質はごくわずかしかない。細胞が液体中に散在する血液は当てはまらない。
✗ 3. 誤り
筋組織
収縮タンパク(アクチン・ミオシン)をもつ筋細胞の集まりで、骨格筋・心筋・平滑筋の3種がある。収縮を担う組織であり、血液は該当しない。
✗ 4. 誤り
神経組織
ニューロンとグリア細胞からなり、興奮の発生と伝達を担う。血液の役割である運搬・防御とは働きが異なる。
ポイント
  • 四大組織=上皮組織/支持(結合)組織/筋組織/神経組織
  • 支持組織の見分け方は「細胞間質が豊富にあるか」で判断する
  • 血液の細胞間質=血漿、細胞成分=赤血球・白血球・血小板
  • 骨・軟骨・血液・リンパはすべて支持組織の仲間(細胞間質の硬さが違うだけ)
  • 迷ったら「細胞と細胞の間に何があるか」を思い出して分類する
比較表
組織細胞間質代表例主な働き
上皮組織ほとんどない表皮、腸粘膜上皮被覆・吸収・分泌
支持組織豊富(液体〜固体)血液、リンパ、軟骨、骨支持・結合・運搬
筋組織少ない骨格筋、心筋、平滑筋収縮・運動
神経組織少ない(グリアが充填)脳、脊髄、末梢神経興奮の伝達
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