学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §24 上腕二頭筋長頭腱損傷の診察 / QJ25A030
理由で解く 柔道整復師
スピードテストです。肘伸展・前腕回外位で肩関節屈曲に抵抗を加え、結節間溝部に痛みが出れば上腕二頭筋長頭腱炎を疑います。
上腕二頭筋長頭腱は肩甲骨の関節上結節から起こり、関節内を通って上腕骨の結節間溝を滑走するという特殊な走行をもちます。この溝の中で腱が繰り返し擦れることで炎症が生じ、結節間溝部の限局した圧痛と、二頭筋を収縮させたときの同部の疼痛が現れます。スピードテストは肘伸展・前腕回外位で肩関節を屈曲させ、術者が抵抗を加えて長頭腱を緊張させる方法で、同じ目的のヤーガソンテストは肘屈曲90度から前腕回外に抵抗を加えます。残る3つはいずれも胸郭出口症候群の誘発テストで、橈骨動脈拍動の減弱や上肢のしびれをみるものです。徒手検査は「どこを緊張させて、何を再現するのか」でまとめて覚えると混同しません。
| テスト | 手技 | 陽性所見 | 疑う病態 |
|---|---|---|---|
| スピードテスト | 肘伸展・前腕回外位で肩屈曲に抵抗 | 結節間溝部の疼痛 | 上腕二頭筋長頭腱炎 |
| ヤーガソンテスト | 肘屈曲90度から前腕回外に抵抗 | 結節間溝部の疼痛 | 上腕二頭筋長頭腱炎 |
| モーリーテスト | 鎖骨上窩の腕神経叢を圧迫 | 上肢への放散痛・しびれ | 胸郭出口症候群 |
| アドソンテスト | 頸部伸展・患側回旋+深呼吸 | 橈骨動脈拍動の減弱 | 胸郭出口症候群(斜角筋症候群) |
| ライトテスト | 肩90度外転・外旋位で保持 | 橈骨動脈拍動の減弱 | 胸郭出口症候群(過外転症候群) |
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