学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §42 一般臨床医学 / QJ25A014
理由で解く 柔道整復師
マン・ウェルニッケ姿勢は、上肢が屈曲し下肢が伸展する痙性片麻痺に特徴的な肢位です。脳梗塞など一側の錐体路が障害された後にみられます。答えは3です。
一側の大脳半球や内包が障害されると、反対側の上下肢に痙性麻痺が残ります。このとき上肢では屈筋群、下肢では伸筋群の筋緊張が優位になるため、肩は内転・内旋、肘・手関節・手指は屈曲し、前腕は回内、下肢は股関節・膝関節が伸展して足関節は尖足内反位をとります。歩くときは、伸びたまま曲がらない下肢を体の外側へ弧を描くように振り出す分回し歩行(痙性片麻痺歩行)になり、麻痺側の上肢の振りが乏しくなります。判別の決め手は「一側性であること」で、両側に対称的に現れる疾患とはここで区別できます。
| 疾患 | 特徴的な姿勢・肢位 | 歩行の特徴 | 左右差 |
|---|---|---|---|
| 脳梗塞(痙性片麻痺) | マン・ウェルニッケ姿勢(上肢屈曲・下肢伸展) | 分回し歩行 | 一側性 |
| 破傷風 | 後弓反張・痙笑・開口障害 | —(全身強直) | 全身性 |
| パーキンソン病 | 前傾前屈姿勢 | 小刻み歩行・すくみ足・加速歩行 | 両側性(初期は左右差あり) |
| 進行性筋ジストロフィー | 腰椎前弯の強い立位 | 動揺性歩行、登攀性起立 | 対称性 |
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