学習トップ理由で解く 柔道整復師必修問題 ▸ §42 一般臨床医学 / QJ25A013

理由で解く 柔道整復師

QJ25A013 必修問題

出典:第25回柔道整復師国家試験(2017)午前 問13
問題
医療面接で開かれた質問(open question)はどれか。
選択肢
1 痒いのはどこですか。
2 どうなさいましたか。
3 どのようなしびれですか。
4 発熱はいつからですか。
解答
正解2(どうなさいましたか。)
解説

開かれた質問(open question)は、答え方も内容も相手に委ねる質問です。「どうなさいましたか」は話題も長さも患者が決められるため、選択肢の中で最も開かれています。答えは2です。

医療面接の基本の流れは、まず開かれた質問で患者に自由に語ってもらい、話が出そろったところで閉じた質問により細部を詰めていく「オープンからクローズドへ」という順序です。開かれた質問は得られる情報量が多く、患者が本当に困っていること、受診を決めた動機、生活上の支障といった、聞き手が想定していなかった訴えを拾えます。同時に、さえぎらずに聴いてもらえたという体験そのものが信頼関係の土台になります。逆に最初から閉じた質問を並べると、面接は速く進みますが、枠の外にある大事な訴えを取りこぼしやすくなります。中間に位置するのが焦点型(半開放)の質問で、話題は絞りつつ、その中では自由に述べてもらう形式です。

✓ 2. 正しい
どうなさいましたか。
話題も答え方もいっさい限定せず、患者が自分の言葉で語れます。面接の冒頭で用いる、最も典型的な開かれた質問です。
✗ 1. 誤り
痒いのはどこですか。
部位を一語で答えさせる閉じた質問です。さらに「痒みがある」ことを前提にしている点でも、あらかじめ枠をはめています。
✗ 3. 誤り
どのようなしびれですか。
答えの内容がしびれの性状に限定される焦点型(半開放)の質問です。自由に述べられる幅はありますが、話題をしびれに絞っているため、本問の中では2ほど開かれてはいません。
✗ 4. 誤り
発熱はいつからですか。
時期を一言で答えさせる閉じた質問です。情報を確定させる場面では有用ですが、開かれた質問ではありません。
ポイント
  • 開かれた質問=話題も答え方も相手に委ねる質問。「どうなさいましたか」が典型。
  • 閉じた質問=「はい/いいえ」や一語で答えられる質問。細部の確定に使う。
  • 焦点型(半開放)=話題を絞りつつ自由に述べてもらう中間型。
  • 面接の基本は「オープン→フォーカス→クローズド」の順に絞り込む。
  • 開かれた質問は情報量が多く、信頼関係づくりにも役立つ。
比較表
質問の型答えの自由度使いどころ
開かれた質問どうなさいましたか高い(内容も長さも自由)面接の冒頭、訴えを引き出す
焦点型(半開放)どのようなしびれですか中(話題は限定)症状の性状を深める
閉じた質問発熱はいつからですか/痒いのはどこですか低い(一語・はい/いいえ)事実の確定、鑑別の絞り込み
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