学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §36 解剖学 / QJ25A002
理由で解く 柔道整復師
隆椎は第7頸椎のことです。棘突起が長く先端が分岐しないため、頸を前に曲げると項の下端で最もはっきり突き出して触れます。
頸椎7個のうち、第3〜第6頸椎の棘突起は短く先端が二分(分岐)していて皮下深くにあり、外から数えるのは困難です。これに対して第7頸椎の棘突起は長く、先端が分岐せず結節状で、後方に大きく突出します。この触れやすさから「隆椎(vertebra prominens)」と呼ばれ、体表から椎骨の高さを数えるときの出発点になります。臨床では、隆椎を確認してそこから下に胸椎を数え、圧痛部位の高さを記録したり、肩甲骨や肋骨の位置関係を確認したりします。なお、第1頸椎は椎体と棘突起を欠く環椎、第2頸椎は歯突起をもつ軸椎で、いずれも形が特殊です。
| 椎骨 | 別名 | 形の特徴 | 体表からの触知 |
|---|---|---|---|
| 第1頸椎 | 環椎 | 椎体・棘突起がなく輪状。後結節のみ | 不可(乳様突起の下方に横突起を触れる程度) |
| 第2頸椎 | 軸椎 | 歯突起をもち、環椎の回旋軸となる | 困難 |
| 第3〜第6頸椎 | — | 棘突起が短く先端が二分 | 困難 |
| 第7頸椎 | 隆椎 | 棘突起が長く分岐しない | 明瞭に触知できる |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。