学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §36 解剖学 / QJ25A003
理由で解く 柔道整復師
上腕骨と大腿骨に共通する部位名は内側上顆です。どちらも遠位端の内側に張り出す隆起で、関節面ではなく腱や靱帯が付く場所です。
上肢と下肢は発生のうえで似た設計をもつため、遠位端の「上顆」は上腕骨にも大腿骨にもそろっています。上腕骨遠位端は、内側に上腕骨滑車、外側に上腕骨小頭という関節面をもち、滑車のさらに内側に内側上顆が、小頭のさらに外側に外側上顆が突出します。内側上顆は前腕屈筋群の共同起始部で、その後面の尺骨神経溝を尺骨神経が走るため、ここを打つと小指側にしびれが走ります。大腿骨遠位端は内側顆・外側顆という2つの大きな関節面(顆)をもち、その上に内側上顆・外側上顆が突出して側副靱帯が付きます。つまり「顆=関節面をつくるふくらみ」「上顆=顆の上にあり、腱・靱帯が付く隆起」と役割で区別し、上顆は両骨に共通、顆は大腿骨側の呼称、と整理すると混乱しません。
| 部位名 | 上腕骨 | 大腿骨 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 内側上顆・外側上顆 | あり | あり | 共通(本問の答え) |
| 内側顆・外側顆 | なし(滑車・小頭) | あり | 大腿骨・脛骨の呼称 |
| 顆間窩 | なし(肘頭窩・鉤突窩) | あり | 十字靱帯が付く |
| 内果・外果 | なし | なし | 脛骨(内果)・腓骨(外果) |
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