学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §17 各論(骨折) 下肢 / QJ24P084
理由で解く 柔道整復師
上前腸骨棘には縫工筋と大腿筋膜張筋が付着する。この2つが収縮して骨片を下外方へ引くことで転位が生じる。
骨盤の裂離骨折は、骨端核が癒合していない思春期のスポーツ選手に多い。上前腸骨棘はスプリントのスタートや急な方向転換で縫工筋・大腿筋膜張筋が強く収縮したときに裂離し、骨片は両筋に引かれて遠位・外側へ転位する。付着部を整理しておくと、下前腸骨棘は大腿直筋(キック動作)、坐骨結節はハムストリングス、恥骨は内転筋群、腸骨稜は腹筋群、小転子は腸腰筋というように、動作から損傷部位を推測できる。対応は付着筋を緩める肢位での安静が基本で、上前腸骨棘なら股関節屈曲・外転位をとる。
| 裂離部位 | 付着筋 | 誘因となる動作 |
|---|---|---|
| 上前腸骨棘 | 縫工筋、大腿筋膜張筋 | スタートダッシュ、方向転換 |
| 下前腸骨棘 | 大腿直筋 | ボールを蹴る |
| 坐骨結節 | ハムストリングス | ハードル、開脚 |
| 小転子 | 腸腰筋 | 股関節の急激な屈曲 |
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