学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §15 各論(骨折) 頭部・体幹 / QJ24P067
理由で解く 柔道整復師
腰椎肋骨突起(横突起)骨折を考える。付着する腰方形筋が体幹側屈で引かれて痛み、同じ部位から起始する大腰筋が働く股関節屈曲でも痛むという、2つの所見の組合せが決め手になる。
腰椎の肋骨突起には腰方形筋・腰腸肋筋・腹横筋腱膜が付着し、大腰筋も腰椎椎体・椎間板と肋骨突起から起始する。転倒などの直達外力や、体幹の急な側屈・回旋による筋の牽引で折れ、圧痛は棘突起の外側数センチに限局する。膝を曲げた坐位から股関節を屈曲させると、ハムストリングスの緊張を除いた状態で大腰筋が選択的に収縮して骨折部を引くため疼痛が増強する。第3腰椎の肋骨突起が最も長く単独骨折が多い。血尿があれば腎損傷の合併を考え、医師へ紹介する。
| 疾患 | 増悪する動き | 特徴 |
|---|---|---|
| 腰椎肋骨突起骨折 | 体幹側屈、坐位での股関節屈曲 | 外傷後、棘突起外側の限局性圧痛 |
| 腰椎椎間板ヘルニア | 前屈、坐位、咳嗽 | 下肢放散痛、SLR陽性 |
| 腰部脊柱管狭窄症 | 腰椎伸展、歩行 | 間欠跛行、前屈で軽快 |
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