学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §20 主要な疾患 その他の疾患 / QJ24P041
理由で解く 柔道整復師
AIDSでは悪性腫瘍の合併はまれではない。細胞性免疫が壊れることでカポジ肉腫や悪性リンパ腫などが起こりやすくなり、これらはAIDS指標疾患に含まれる。
HIVはCD4陽性Tリンパ球に感染して破壊し、細胞性免疫を段階的に低下させる。感染初期の急性期症状の後、数年〜十数年の無症候期を経てCD4数が減っていくと、健常者では発症しない病原体による日和見感染症(ニューモシスチス肺炎、食道カンジダ症、サイトメガロウイルス感染症、非結核性抗酸菌症、クリプトコッカス髄膜炎など)や、免疫監視の低下による悪性腫瘍が現れる。これら指標疾患の発症をもってAIDSと診断される。感染経路は性的接触、血液(注射器の共用など)、母子感染(経胎盤・分娩時・母乳)の3つで、日常的な接触では感染しない。抗HIV療法(ART)により長期予後は大きく改善しており、早期の検査と治療導入が要になる。臨床では相手を問わず標準予防策を徹底し、患者の情報を守る姿勢が求められる。
| 指標疾患の分類 | 代表例 |
|---|---|
| 真菌 | ニューモシスチス肺炎、食道カンジダ症、クリプトコッカス髄膜炎 |
| ウイルス | サイトメガロウイルス感染症、単純ヘルペスウイルス感染症 |
| 細菌・抗酸菌 | 非結核性抗酸菌症、活動性結核 |
| 原虫 | トキソプラズマ脳症、クリプトスポリジウム症 |
| 悪性腫瘍 | カポジ肉腫、非ホジキンリンパ腫、浸潤性子宮頸癌 |
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