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理由で解く 柔道整復師

参考可動域から考えると、伸展125度はとりえず、内転は挙上の運動ではないため、残る候補は屈曲か外転です。正答は外転125度であり、本問で示された肢位は前額面(側方)への挙上ということになります。
肩関節の参考可動域(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会)は、屈曲(前方挙上)0〜180度、伸展(後方挙上)0〜50度、外転(側方挙上)0〜180度、内転0度です。まず伸展125度は参考可動域0〜50度を大きく超えるため除外できます。内転は体幹があるため基本肢位より内側へは動かせず参考可動域0度で、体幹の前方または後方で上肢を交差させて測る場合には数十度が得られますが、いずれにせよ上方への挙上運動ではないため、本問の「挙上した肢位」には該当しません。残る屈曲と外転はどちらも125度という角度自体をとりうるので、両者の区別は上肢を挙げた面が矢状面(前方)か前額面(側方)かで決まります。本問の正答は外転125度であり、示された肢位は前額面での側方挙上ということになります。なお外転運動では肩甲上腕関節の動きと肩甲骨の上方回旋が約2:1で協調(肩甲上腕リズム)しており、120度前後を超える領域では肩甲骨の寄与が大きくなります。測定は基本軸を肩峰を通る床への垂直線、移動軸を上腕骨としてとり、体幹が側屈して代償しないよう固定するのが原則です。
| 肩関節の運動 | 参考可動域 | 運動の面・方向 | 本問での可否 |
|---|---|---|---|
| 屈曲(前方挙上) | 0〜180度 | 矢状面・前方への挙上 | 角度は可能だが挙上面が異なる |
| 伸展(後方挙上) | 0〜50度 | 矢状面・後方への挙上 | 不可(125度は参考可動域外) |
| 外転(側方挙上) | 0〜180度 | 前額面・側方への挙上 | 可能(本問の答え) |
| 内転 | 0度(体幹が制限。前後で交差させて測る場合のみ数十度) | 前額面・内側(挙上ではない) | 該当しない(運動方向が異なる) |
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