学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / リハビリテーション医学 ▸ §2 リハビリテーション医学の対象 / QJ24P013
理由で解く 柔道整復師
ICIDHの「能力低下(disability)」は、その人個人が日常の動作をできなくなる段階を指します。箸を使った食事ができないのは動作レベルの問題で、能力低下にあたります。
ICIDHは障害を3つの層で整理しました。機能・形態障害は臓器・器官のレベルで、片麻痺・関節可動域制限・失語・四肢切断などが該当します。能力低下は個人のレベルで、食事・更衣・整容・移動といったADL(日常生活動作)が実行できない状態です。社会的不利は社会のレベルで、復職・復学・地域活動への参加など、その人が担うはずの社会的役割が果たせない状態を指します。見分けの決め手は「誰のどのレベルの話か」です。体の部品の話なら機能・形態障害、その人ができるかどうかの動作の話なら能力低下、社会の中での役割の話なら社会的不利、と3段階で降りていくと迷いません。本問は、社会的役割にかかわる文が3つ並ぶ中に動作レベルの文が1つ混ざっている構成です。
| レベル | ICIDHの用語 | 具体例 |
|---|---|---|
| 臓器・器官 | 機能・形態障害 | 片麻痺、関節可動域制限、筋力低下、失語、四肢切断 |
| 個人(動作) | 能力低下 | 箸で食事ができない、歩けない、服を着られない、入浴できない |
| 社会(役割) | 社会的不利 | 職場に戻れない、学校に戻れない、観戦や旅行に行けない |
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