学習トップ理由で解く 柔道整復師リハビリテーション医学 ▸ §1 リハビリテーションの概念と歴史 / QJ24P011

理由で解く 柔道整復師

QJ24P011 リハビリテーション医学

出典:第24回柔道整復師国家試験(2016)午後 問11
問題
リハビリテーションの4分野にないのはどれか。
選択肢
1 予防的リハビリテーション
2 医学的リハビリテーション
3 教育的リハビリテーション
4 職業的リハビリテーション
解答
正解1(予防的リハビリテーション)
解説

リハビリテーションの4分野は「医学的・教育的・職業的・社会的」。予防的リハビリテーションはこの4つに入らず、これが答えです。

4分野は、障害のある人の生活を場面ごとに切り分け、「治す(医学的)」「学ぶ(教育的)」「働く(職業的)」「暮らす・社会とつながる(社会的)」と、担い手と手段を整理した枠組みです。近年は義肢装具・福祉用具・住環境整備を担う「リハビリテーション工学」を加えて5分野とする教科書もあります。一方「予防的」という語は、予防的→急性期→回復期→維持期(生活期)という時期(病期)による分類で使われる言葉で、廃用症候群を起こさせないための早期からの関わりを指します。つまり本問は「場面で分ける分野」と「経過で分ける時期」を混ぜた選択肢が並んでおり、軸の違う語を1つ見つければ解けます。

✓ 1. 4分野に含まれない(これが答え)
予防的リハビリテーション
分野ではなく「時期」を表す用語です。廃用症候群や合併症を防ぐために発症前・発症直後から行う関わりを指し、急性期・回復期・維持期と並ぶ区分に位置します。
✗ 2. 4分野に含まれる(答えではない)
医学的リハビリテーション
医師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士らが行う機能回復訓練やADL訓練、装具療法など、医療の場面で行うものです。4分野の中心にあたります。
✗ 3. 4分野に含まれる(答えではない)
教育的リハビリテーション
障害のある子どもの学習と発達を保障する分野で、特別支援教育や就学支援がこれにあたります。学齢期の「学ぶ」場面を担当します。
✗ 4. 4分野に含まれる(答えではない)
職業的リハビリテーション
職業評価・職業訓練・職業紹介・職場適応援助(ジョブコーチ)など、「働く」場面を支える分野です。復職や就労継続を目標とします。
ポイント
  • 4分野=医学的・教育的・職業的・社会的。「医・教・職・社」で覚える。
  • 5分野とする場合に加わるのはリハビリテーション工学(義肢装具・福祉機器・住環境)。
  • 予防的/急性期/回復期/維持期(生活期)は時期の分類。分野とは軸が違う。
  • 迷ったら「これは場面の話か、経過の話か」と自問する。経過の言葉なら4分野ではない。
  • 社会的リハビリテーションは所得保障・住宅・移動・社会参加の支援を担い、忘れられやすいので要注意。
比較表
分類の軸区分何で分けているか
分野(4分野)医学的/教育的/職業的/社会的関わる場面と担い手
分野(5分野とする場合)上記+リハビリテーション工学義肢装具・福祉機器・住環境整備
時期(病期)予防的/急性期/回復期/維持期(生活期)発症からの経過
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