学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 病理学概論 ▸ §5 循環障害 / QJ24A100
理由で解く 柔道整復師
正しい組合せは「左心不全-肺水腫」である。左心の拍出障害により血液が肺循環へ後ろ向きに滞り、肺毛細血管圧が上昇して肺胞腔へ血漿が漏れ出す。
組合せ問題は「原因→結果」が生理学的につながるかを1組ずつ検証する。左心不全では左心室から全身へ送り出せなかった血液が左房、肺静脈、肺毛細血管へと順に滞留し、毛細血管静水圧が上昇する。この圧が血漿膠質浸透圧を上回ると水分が間質から肺胞腔へ漏出し、肺水腫となる。臨床的には労作時呼吸困難、起坐呼吸、発作性夜間呼吸困難、泡沫状(ときにピンク色)の喀痰、両側の湿性ラ音として現れる。対になる右心不全では体循環系にうっ血が生じ、頸静脈怒張、肝腫大、下腿浮腫、腹水をきたす。左右をセットで覚えると取りこぼしがない。
| 病態 | 正しく対応する疾患 | 誤りやすい組合せ |
|---|---|---|
| 左心不全 | 肺水腫・肺うっ血 | 下腿浮腫(→右心不全) |
| 右心不全 | 頸静脈怒張・肝腫大・下腿浮腫 | 肺水腫(→左心不全) |
| 腎動脈狭窄 | 腎血管性(二次性)高血圧 | 本態性高血圧 |
| 冠動脈閉塞 | 心筋梗塞 | 狭心症(→狭窄・攣縮) |
| 粥状動脈硬化 | 心筋梗塞・脳梗塞(大血管症) | 糖尿病性網膜症(→細小血管症) |
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