学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §8 尿の生成と排泄 / QJ24A072
理由で解く 柔道整復師
腎でのNa+再吸収を促進するのはアルドステロンである。副腎皮質の球状帯から分泌され、遠位尿細管後半から集合管に作用する。
糸球体で濾過されたNa+の大半は近位尿細管とヘンレ係蹄で再吸収され、最終的な微調整を担うのが遠位尿細管〜集合管である。アルドステロンは集合管の主細胞で上皮性Na+チャネル(ENaC)と基底側のNa+/K+-ATPアーゼを増やし、Na+を体内に引き戻すと同時にK+とH+を尿中へ捨てる。Na+が戻れば浸透圧に引かれて水も保持されるため、循環血液量と血圧が上がる。この一連はレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系(RAA系)として、血圧低下や循環血液量減少をきっかけに作動する。ホルモンの設問は「どこから出て・どこに働き・何を増減させるか」の3点を必ず口に出して確認すると、似た名前に惑わされない。
| ホルモン | 分泌部位 | 主な標的 | Na+・水への作用 |
|---|---|---|---|
| アルドステロン | 副腎皮質球状帯 | 遠位尿細管〜集合管 | Na+再吸収↑(K+排泄↑) |
| バソプレッシン | 下垂体後葉 | 集合管 | 水の再吸収↑(抗利尿) |
| 心房性ナトリウム利尿ペプチド | 心房筋 | 腎・血管 | Na+と水の排泄↑ |
| オキシトシン | 下垂体後葉 | 子宮平滑筋・乳腺筋上皮 | 腎での作用は担わない |
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